スポーツ・運動

スポーツ推薦で進学することのメリットとデメリットを全国優勝経験者が語る

こんにちは、ぽんこつです。

当記事は、中学で全国クラブ選手権優勝、高校でインターハイベスト8、ウィンターカップベスト8、現在は、近年圧倒的な強さと選手層を誇る東海大学でバスケットボールを続ける【当ブログ管理人の弟】が執筆しています。

さて、全国のスポーツを続けている中学生や高校生は、高校や大学に一般入試で入るか、スポーツ推薦で入るかで悩むと思います。僕も高校・大学に進学するときには死ぬほど悩みました。

僕は小学校1年生でバスケを始めて以来、中学で全国クラブ選手権優勝(クラブチームの全国大会)、全中には出場できませんでしたが、中学校関東バスケットボール大会ではベスト8、高校でインターハイベスト8ウィンターカップベスト8、現在は、近年圧倒的な強さと選手層を誇る東海大学でバスケットボールを続けています。

中学では日本一と言われるチームでプレイしていたこともあり、高校進学時には、ありがたいことに4校からスポーツ推薦の話をもらうことができました。

さらに、中学3年の夏頃にはすでに進学先を決めていました。そこに決めた理由は3つ。

  1. 顧問が若く、子供の気持ちもわかってくれそうだと感じたこと
  2. 高校の名前が異様にカッコ良かったこと
  3. 何回か練習に行き、チームの雰囲気がいい感じだったこと

そんなこんなで僕の進学先は決まりました。そこで今回は、進学先を決めてから高校を卒業するまでに感じたスポーツ推薦で進学するメリットとデメリットを感じた順番にご紹介します。

 

スポーツ推薦で進学したメリット

入試のプレッシャーがほとんどない

これが初めに感じたメリットです。スポーツ推薦にもいろいろな入試形態がありますが、ほとんどの私立高校の推薦入試では、面接だけか、面接にプラスしてちょっとした試験があるくらいです。

ある程度の学力があって、髪の毛染めたりするなどの行為をしなければまず落ちません。なので、受験において心の余裕がかなり生まれます。

かっこいい印象がある

マジです。私が勝手に思っているだけかもしれませんが。私の学年は当時、県で一番人数が多い学年で372人もいたのですが、スポーツ推薦で進学したのは約20人程だったので、結構レアです。

さらに、スポーツが出来ると思われるので、一般入試をする人よりちょっとかっこいいなって思われがちです。しかし、これは鵜呑みにはしないが吉です。笑

入試の勉強が不要

これはかなり大きいです。というかこれが最大のメリットではないでしょうか?

皆が何ヶ月も必死に入試勉強してる中、自分のやりたいことができ、競技力も高めることができます。これは高校でスポーツをするなら大きなアドバンテージにすることができます。正直、この時期の過ごし方によって高校に入学してからのパフォーマンスが決まると言っても過言ではありません。

親への負担が多少減る

「親への負担を考えるなら公立高校いけよ」って言われたらその通りです。しかし、実際は全国から人を集められる私立高校の方がスポーツが強い傾向があるのでスポーツを本気でしたいなら私立を目指すのは仕方ないと思います。

一般入試で私立を目指す場合は、公立と比べると教育費がかなり高くなってしまうのですが、スポーツ推薦で特待を受けることができれば、授業料が無料になったり半額になったり、入学金を払わないで済んだりします。

スポーツをやっていると道具や遠征などの費用がかさんでしまうことも多いので、スポーツ推薦で特待を受けることで、親孝行になるんじゃないかなと思います。

寮に入れる

これがメリットかどうかは個人差があると思います。僕の場合はメリットに感じたのでこちらに分類させてもらいます。

まず、一般入試で入って寮に入るというのは、ほとんどの高校で厳しいです。

寮に入ると、朝ごはんを作ってくれているし、学校からの距離も近く、同じ時間に起きるから寝坊しないし、たくさんの時間を共有するためチームスポーツではかなり有利な状況を作れます。また、学年や部活が違う人達とも食堂や浴場で顔を合わせることで、仲良くなれるのもいいところです!

授業が楽(先生によって配慮がある)

これは高校によって様々かなとは思いますが、私が通っていた高校では、スポーツ推薦で入学して部活を頑張っている子には、多少の配慮を感じました。

例えば、授業中部活の疲れで寝てしまったり、多少テストの点が低かったり、そう言ったときに、普段頑張っているからしょうがないかなと思ってもらえるシーンが多々ありました。

部活を言い訳にするなって感じなんですが、本気で部活をやっていると授業中によく死にます。一方で、どちらも手を抜かずにやる人もいるので、そういう人間を目指した方がいいかなとは思います。笑

 

スポーツ推薦で進学したデメリット

周りの友人が遊んでくれない

僕がスポーツ推薦で進学を決めた頃から、周りも試験勉強を開始しました。大体の部活は、夏の大会が終わったら引退し、夏休みは勉強に熱を入れます。

3年間部活が忙しく、今まで遊べていなかった人で競技成績を残している人ほど、早期に進学先が決まります。しかし、時期的にさあ遊ぼうと思っても遊んでくれる友達が少ないです。

周りとの温度差がある

これが結構なストレスになりました。私は根っからのおしゃべりで、もうずーっと喋っていなきゃいられない性格なので、私がいるクラスはとても賑やかで授業中も教科担任に「このクラスは一番面白いけど一番うるさい」とよく言われていました。

しかし、入試のことを考え出す時期になると、全員が敵になります。今まで笑っていた奴らも急にスイッチが入れ替わります。楽しく談笑している場合ではなく、勉強します。

これは普段から真面目な人にとっては関係ないことなので、デメリットにはならないかもしれないですね。

学校が一般入試者に対してのみ気を使う

例えば、今までは授業中に多少おしゃべりしたり、雰囲気を盛り上げたりしても、怒られるどころか楽しそうにしていたのに、入試の時期になると急に怒られるようになります。先生たちの決まり文句は「君はスポーツ推薦で入れるからいいけどみんなは一般入試するんだからみんなに合わせなさい」です。

部活を本気でやって、スポーツ推薦を勝ち取った人たちは、皆が遊んだり寝ているときに毎日のように努力しています。その過程があるから入試が有利になっているのに、まるで楽をして進学していると思われがちです。

普段、私たちが部活を本気でやっている間、本気で勉強してれば急に焦ることもないし、どこの高校でも入れるだろとは思います。

簡単に辞められない

「俺は絶対にやめない」とか思っていても、中学生に高校の部活の顧問が優しいのは当たり前で、入った後に入学前とイメージと違ったり、練習がきつくて付いて行けないと思うことがあります。私自身もきつかったりなかなか結果が出なかったりすると、辞めたくなりましたが、簡単にやめられません。そこには色々な理由がありますが、大きく分けて2つの理由を挙げます。

お金の問題

スポーツ推薦で入った場合は特待生になることがほとんどで、多かれ少なかれ学校が負担してくれている状態になります。

しかし、これはあくまでスポーツで活躍して学校の看板になってくれるからであって、部活をやめたら特待の恩恵もなくなります。よって親にも迷惑をかけてしまいます。さらに、部活をやめると、その高校にいるのが気まずくなってやめてしまう子も多いです。

監督やコーチとの人間関係

多くの強豪中学では、強豪高校とのつながりがあります。これがとても複雑で、その中学を代表してだったり、顧問の教え子を代表として高校に行くことになります(感覚的に)。

つまり、自分がその中学や顧問を評価する上でのモノサシになるわけです。ですので、勝手に辞めることは難しいし、辞めるのを止められることも多いです。さらに顧問同士などの関係性や信頼関係があるので後輩などにも迷惑になってしまう可能性もあります。

終わりに

本気でスポーツに熱中できていれば、そこまで気になることはないです。

メリットもたくさんあると思うので本気でスポーツをしたいのであれば、自分へのプレッシャーをかけたり、モチベーションを上げたりするためにもスポーツ推薦で入学することをお勧めします。

しかし、簡単に進学ができるからという理由だけでスポーツ推薦を選んでしまうと、後々、先ほど私が挙げたデメリットのような状況になってしまいますし、何人もそれで自主退学をしている人を見てきました。

スポーツが全てではないですし、スポーツにとらわれる必要もないです。大事なのは、やりたいことをやりたいように出来ているかだと思います。自分が熱中できるものに本気で取り組もう。それが一番大事です。

 

※この記事の執筆者は当ブログ管理人の弟です。